「家庭内クラウド」を試す 。スマートフォン(多機能携帯電話=スマホ)やタブレットといった端末で、映像や音楽のメディアファイルを再生しようとすると、パソコンなどからファイルをコピーして端末側に取り込んだり、再生できる形式にファイルを変更したりする必要があります。これらの作業は手間がかかりますし、ストレージやメモリーの容量が少ない端末では保存できる映像や曲数も少なくなります。ですが、OS(基本ソフト)が「ウィンドウズ7」のパソコンを持っているのでしたら、こうした課題を簡単に解決できます。「メディアストリーミング」機能を使えば、パソコンのハードディスク駆動装置(HDD)に保存したメディアファイルに各端末から無線LANでアクセスし再生できるからです。ノートパソコンなら一般的に500ギガバイト以上、デスクトップパソコンなら2テラバイト程度のHDDを搭載しています。デジタルカメラの画像はもちろん大容量の映像ファイルでもたっぷりと保存できるのです。パソコンのHDDを活用することで、端末のストレージやメモリーの容量にかかわらず楽しめます。さらにはインターネットのストレージサービスを利用することでHDDに依存することもなくなるといった便利な世の中になってきているのです。