●心拍数の重要性
心拍数とは、心臓の動く回数です。例えば1分間に50から100回が、健康な大人の心拍数だと言われています。安静にしているときの心拍数で、運動すれば心拍数は早まります。常日頃から心拍数を測ることで、心臓がいつもとは違う動きをしたときにいち早く見つけられます。不整脈や心臓病など、早期発見につながるでしょう。そんな心拍数を日常的に簡単に計測し、心拍数データを残していけるのがスマートウォッチです。
●スマートウォッチ心拍データの仕組み
スマートウォッチを腕につけているだけで、心拍数データを計測することが可能です。腕につけているだけなのに、どうして心拍数がわかるのでしょう?、それは、「光学式心拍センサー」が搭載されているためです。センサーが装着している皮膚部分にあたり、光の跳ね返りで血液の量を測定しています。それにより、心拍数もわかるのです。
●正常な心拍数は?
スマートウォッチで簡単に心拍数が測れるからこそ、普段は考えなかった心拍数への意識が高まりますね。自分の心拍数は正常なのか?個人差はありますが、1分間に50から100回位が成人の正常な安静時の心拍数だと言われています。運動したり眠れば、心拍数は大きく変わります。また、興奮していたり、怒っていたり、緊張など本人の気持ち次第でも心拍数は変わってくるのです。そのような場合は、心拍数が1分間で100回以上になることも多いです。体調が悪かったり心臓に病気を抱えているような場合も、心拍数は正常値ではなく異常値を出すでしょう。このようにそれぞれの状況に応じて大きく変わってくる心拍数だからこそ、普段の自分の平均値を取ることが大切なのです。それに役立つのが、スマートウォッチでしょう。
●心拍数から見つけられる不調
心拍数の変動から、体の不調を早期発見できます。自律神経が関わることが多く、緊張したり興奮したり運動すれば心拍数は早まり、逆にリラックスしたり眠ったりすると遅くなります。何もしていない状態で、心拍数が急に速くなったりすれば不整脈の可能性あり。ちょっとした体の変化や心身が抱えているストレス、さらには不整脈や心臓病なども心拍数から見つけられるのです。
●Androidの心拍数データの見方
スマートウォッチやOSによって、心拍数データの確認方法が変わってきます。まずAndroidスマートウォッチの場合、画面をタップして明るくしましょう。電源ボタンを押し、アプリのリストが表示されたら、Googleフィットアプリを開いてください。下にスクロールしていくと、「心拍数」があり心拍数が表示されています。
●iPhoneの心拍数データの見方
iPhoneの場合は、まずは心拍数データのグラフを表示してください。長期間の心拍数データや、短期間での心拍数データなど細かく見られます。長期間の心拍数を確認したいなら、iPhoneのヘルスケアアプリから「ブラウザ」をタップし、「心臓」を選びましょう。エントリーをタップすれば、データが見られます。