認証デバイスだけに給電できる仕組み

複数機器を同時に給電できると、例えば家に入ったら誰でも充電できてしまうという心配が生じます。Cotaではこれを防ぐために認証機能を導入したのです。送電側と受電側でデータ通信が行える特性を利用して、このデバイスは充電する・しないなどの選択をスマートフォンアプリで行えるようになります。担当者はWi-Fiルータを例に、Cotaの認証機能について『まるでSSIDとパスワードのように認証できる。IoTの普及で充電対象が増えるなか、まるでWi-Fiルータを展開するようにOssiaでワイヤレス給電を展開できる』『au IDのように紐付けられたデバイスにだけ充電できる仕組みも作れる』と説明しています。またCotaのデータ通信機能を活かして、クラウドと組み合わせてホームセキュリティのソリューションなども提供できるとしているのです。なおCotaの給電力は1W。Qiの5Wに比べると見劣りします。スマートフォンの充電に使う場合、目安ではありますが1時間で20%しか充電できないとのことです。このように低い給電力ではありますが、単3電池程度で駆動するIoTデバイス、工場の多数のセンサーの給電には必要十分であるとのこと。最近はIoTが流行して、駆動には電源確保が課題となりますが、Cotaを使えば配線不要・電池交換不要となるのです。

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