SDメモリーカードには寿命があるのですか?

SDメモリーカードは、製造製品ですので一生モノということはありません。壊れるのがいつかというのが寿命という言い方になるのですが、人間と違って年だけでなく、書き込み回数にも大きく依存しています。書き込みを一切しなくても壊れますので、当然年にも影響してくるのです。初期のSDメモリーカードは技術的にまだ遅れていたので書き込みを一切しなくても数年で壊れていると思います。現在のSDメモリーカードは別な意味でそれほど伸びているわけでないのでこれもほんの数年ということでしょう。書き込み回数については、SDメモリーカードフォーマットツールでクイックフォーマットではなく、オーバーライトフォーマットで書き込むと回数が増えますし、ドライブレコーダーや、監視カメラの常時録画など永遠に書き続ける機器もあるのでこれらの場合はすぐに壊れてしまうこともあります。最近、SDメモリーカード、またはmicroSDカードが壊れた症状の1つに、「書込みができない」 場合があります。これは、他にも原因がある場合もありますが、SDメモリーカード側に原因がある場合は、この寿命がきたことを知らせる症状のようです。実験室のデータとして、SSDや、SDメモリーカードに使われているNANDフラッシュメモリの素子の書き込み回数の上限が、 SLCタイプは10万回、MLCタイプ1万回、TLCタイプは1000回と言われています。1000回というのは、DVD-RW,BD-REレベルと書込み回数上限同じとなります。これがそのまま、SDカードの書き込み回数の上限とはならないように、SDメモリーカードにはコントローラがあり、それが制御しています。この機能を、ウェアレベリング 機能と呼ばれています。今のほとんどのSDカード、microSDはすべてこのウェアレベリング機能が入っていて同じファイルに上書きだけしてもそう簡単には壊れてないようになっているのです。

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