スマホは今や電話やメールといった機能はもちろんのこと、音楽を聴いたり動画を見たりするためにも大いに利用されています。しかしスマホで音楽を聴くことに関して、世界保健機構は1日1時間に制限すべきであると発表しました。スマホで音楽を聴くというのはもはや若者のみならずあらゆる世代が行っていることですが、特に12歳から35歳の若者が難聴になる可能性が高いことが指摘されています。世界で約11億人もの若者が大音量の音楽を聴くために難聴の危険にさらされているのです。大音量の音楽をスマホで聴くと、耳の中の蝸牛にある音を感じる細胞が死んでしまいます。この細胞を再生させる方法はなく、一度失った聴力を取り戻す方法は今のところありません。さらに難聴は初期症状が分かりにくいため、知らず知らずのうちに難聴になり、年齢を重ねてから聴力を失うという人も多いようです。もし音楽を聴いた後耳鳴りがするのであれば難聴になり始めている兆候かもしれませんから注意が必要です。スマホだけでなく大音量で音楽が流されている場所でも難聴になりかねないので避けた方が賢明でしょう。電車などで音楽を聴く際にはあまり音量を上げすぎないように注意したいものです。